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新年のご挨拶          田添史郎

新年 あけましておめでとうございます。

 

気が付けば、「ちょっとウザイはなし」から4ヶ月過ぎてました。我ながらいい加減な男だなと少しだけ反省して、新たな年を飛躍する為に1月は既に始まってしまって出遅れたのでキリが良い様に2月1日から頑張ります。

 

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

今年は「巳年」私は還暦を迎えます。そして、昭和100年の大きな節目で御座います。その大きな節目の年に世界は目まぐるしく変化し先行きどうなるか不安ばかりです。しかし我々には「日本の将来の為に」という大きなテーマがあり、その大役を常に意識しながら襲い掛かる危機に立ち向かって行く所存で御座います。少々大げさではありますが、軽視出来ない問題です。数年前から話題になっている「2025年問題」の始まりでこの課題を乗り切らなければならない訳ですが、様々な有識者の方達や日本政府は賃上げによりインフレを促し日本経済の好循環を目指すという。しかし、我々零細企業のオーナー達はどの様に考えているだろうか?私はチョット違った目線で私なりの意見を述べさせて頂く。現在の日本の労働人口の正規雇用の割合は約63.1%とされている。これは役員を除く雇用全体に占める正規雇用者の割合であり、残りの36.9%が非正規雇用である。この割合は近年ほぼ横ばいで推移しており、正規雇用の安定に加え、非正規雇用の増加が労働市場に大きな影響を与えている様だ。それではその中で仕事に対してポジティブな考えを持つ人の割合は非常に低い事が複数の調査で明らかになっている。その結果がこちら。

 

・仕事に意欲的、積極的な人 6%

 

・仕事満足度を感じる人   5%

 

・仕事にやりがいを感じる人 29%

 

特に仕事に満足度を感じる人は145ヵ国中最低、仕事にやりがいを感じる人はOECD加盟国中23位と仕事への意識が低いことがわかる。

この様な調査結果が有るにも関わらす、働き方改革やワークライフバランスと様々な支援や改革が行われている。私は、この様に考えるのだがこれは私だけの個人的な考えなので御了承下さい。ワークライフバランスを重視する事はとても素晴らしい事だと思う一方、働き方、特に労働基準法で定められる時間外労働の制約等は少しばかり日本の将来の為に適しているかどうかは疑問がある。物流業界や建設業界では時間外労働が制約されて以前より収入が減り路頭に迷う労働者や企業が有る。物流そのものは人々の暮らしそのものに直結する問題である。インフラ整備もしかり。業界の人手不足の為に外国人の採用を望まれているが果たして沢山稼ぎたい人達は重労働にも拘わらず稼げない業界に入るだろうか?労働時間も問題はもう少し見直す必要があり、働く事に意欲がある人はその人の生産性を正しく評価して、意欲が無い人にはそれなりの評価をすれば良い。富の分配を目指し全ての人々の貧富の差と所得格差を埋めるとあるが、我々は資本主義という中で労働という活動をしている。ガンガン働く人は沢山の報酬があり、働かざる者喰うべからずである。

 

だいぶ話がそれたが、ガンガン働けなくなった日本に外国人がやって来るのか?

円安とは日本の国力が弱くなったから。その証拠に日本は世界中の投資家から買い漁られているがそれは安いからですよ。日本国内では円安と国力に関係は無いと某研究所の研究結果が有るが、海外のマルチメディア通信社では違う見方である。私は後者の方が現実に近い様に判断している。人財と経済は切っても切れない関係であり正しいバランスを保つ事に細心の注意を払い、正しい政治判断をやって欲しいと思っている。

 

昭和100年 新しい門出に相応しい年号だと思ってもらえれば嬉しい。

 

田添史郎