一言。。。 田添史郎
- 2024.04.6 | コラム
先日、車で移動中のラジオから聞こえてきた内容が面白かったので一言。
その内容とは、その人がある日コンビニへホットスナックを買いに立ち寄った時の話で、その時の店員の洋装が耳にイヤホンを付けたままで返事もしないので嫌な感じがしたとの事。しかしその店員は、頼んでもいないのに、そのホットスナックを軽くフライヤーで揚げ直し温かい商品を出してくれたそうだ。最初は見た目や態度が悪く感じていた店員が、何やら優しい人に思えてきたという話だった。その時ラジオのパーソナリティは、サービスの本質とは何だろうと?と我々に問いかける様な話し方が印象的だった。サービスとは見かけで判断するものなのか、内容に満足するものなのか、受けとる側と提供する側では価値観が違えば嫌悪感あるし、マッチングすれば素晴らしいものにもなる。お互いが過剰に求め過ぎても良くないし、過剰に提供されても気持ち悪いものである。
冷静に考え文章にするとかなり笑える。
心が充実していて満足感が高い連中はそのサービスを快く受け入れる事が出来ると思うし、心にストレスを抱え不満が多い人は受けたサービスに対して過度にクレームをつけ自分より立場の弱いものに対して攻撃するというおかしな行動に出る。この感情や心の充実度で別れる価値観はサービスだけの問題だけではなく、社会生活においても大きく影響していると思う。我々日本人は狭い社会の中で生活し、昔から村社会という表現があるようによそ者を受け入れようとしない排他的な社会である。況してや私も含めそうだが、自国の言葉だけしか使う事が出来ないくせに先進国を気取っている。
笑止千万である。
トランプ前大統領が来日した際にこう驚いたそうだ。「日本の政治家と話すときは必ず通訳が居るのに、天皇陛下や雅子皇后と話すときは通訳が居ない。」これをどう解釈するかは皆さんの現在の感情や心の充実度、価値観でどうぞ(笑)
4月に入り2024年問題がやたらとニュースで話題に上る。日本の物流に大きな影響が出て来る。其処に解決策として特定技能の外国人労働者の受入れが出来る様になった。自動車運送業は、バス・タクシー・トラック運転手。その他、林業や鉄道、木材産業迄ある。私にとっては認可されたこの職種に対して少しばかりの不安がある。冒頭述べたようにこれらの職種には「バス・タクシー」とサービス業に近いものがある。これらの職種で働こうとするならばそれなりの日本語能力を求められるが、言葉は通じてもサービスを提供する側と受け取る側の価値観の違いというものがある。今後、人口減が益々進む我々の日本は、諸外国から働きに来てくれる人々を快く受け入れることが出来る行政サービスや心構えが必要と考える。その為には机上の空論に過ぎないルールでは無く、正しいルールで正しく運用するべきである。「村社会」という言葉が、遠い昔に使われた言葉だと笑えるような開かれた社会を目指し、21世紀も四半世紀過ぎた今、時代に合った価値観で力強い日本を取り戻すべく頑張りたいものである。
田添史郎